底辺の日記

かわいそうに

太陽が出ている間はだめだ。明るくて気持ちが沈む。でも夜になっても深夜2時すぎるまではダメだ。世間が明るくて気持ちが沈む。救われるのは2時くらいから夜明け直前までだ。みんな眠ってる。みんななにもしてない。みんななにも考えてない。みんな半分死んでいる。窓を開けて外の音を聴いてぼーっとする。眠気と虚無感に包まれてふわふわして良い気分になる。嫌な事は掠れて見えにくくなる。それだけに夜明けは怖い。カーテンの隙間から薄暗い太陽光線が部屋にゆっくり確実に侵入してくる。小田急の踏切が鳴る。車の音がする。人の足音がする。またか、と思ってカーテンをなるべく隙間なくしっかり閉めて眠る。